まずは、うちの「ビーズ」についてのお話。
写真は動物病院できれいにトリミングしてもらった直後のビーズ。ビーズは８歳になる男の子のウェスティです。「ウェスティ」というのは、犬の種類（マルチーズなど）の一種で、正式には「ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア」と言います。ウェスティは愛称で、この名前で呼ばれることのほうが多いですね。なので以下からは、愛称のウェスティで統一。
ウェスティの特徴
そのウェスティの特徴はみんなの犬図鑑に簡潔にまとめられているので、それを引用。
（ウェスティは）短い手足に短い胴、体高より体長が長いスクエアな体型です。頭は大きめで耳はとがっており、目はアーモンド形、あごは短くシザーズ・バイトの咬み合わせとなります。（中略）家族と一緒の時は陽気で遊び好き、好奇心旺盛で活発ですが、見知らぬ人や動物には警戒心を示しますので、番犬の役割を進んで果たします。
みんなの犬図鑑
過不足なく、うちのビーズそのものです。とくに好奇心は強く、トイレまで一緒に入ってくることもあります。
けれど頑固なとこもあるので、自分の気がすすまなければ、居た場所から動くこともありません。
王子気質
この「自分の気がすすまなければ」というのが、キーワードです。どんなワンちゃんでも、そういった傾向はあるかと思いますが、ビーズはちょっとそれが強いのかもしれません。「王子気質」と家族では呼んでいますが、単なるワガママではなく、彼なりの筋道をたどってその時々の結論を導いているような。ワガママって思えば腹がたちますが、王子気質なら幾分かは腹立ちがまぎれるような。という私側の事情が多分に注入されているからではありますけど。
大好きなのはお散歩
ただし、大好きな散歩を断ることは滅多にありません。「散歩に行かない」と態度で示すときは（寝たまま起きない、起きてはいるが動かずじっとこちらを見ている等）、体調の異変を疑うほどです。だって、早朝の散歩では断ることはないかわりに、寝ぼけて危うく道端の側溝に落ちそうになったりしますから。寝ぼけてても行きたい大好きなお散歩。
ビーズは自然の風が好きで、家でのお気に入りは風が入ってくる窓際のソファー上。もちろん散歩では首をのばして顔をやや上に向けて、全身で風を受けます。冬はその姿勢が数秒、季節のいいときだったら、もう行こうよ、と急かしたくなるほど、ゆっくりと。
お散歩コース
運動量をそれほど必要としないビーズには、お散歩コースがいくつかあります。
- ご近所近距離版→ふだんのお散歩、要は回数。
- ご近所長距離版→気が向いたらビーズが選ぶ順路。
- 公園版→たいてい夕方。お友達に混じって、おやついただきます。ビーズの一番の楽しみ。
ご近所では近距離版と長距離版がありますが、要はビーズの緊急度。おしっこしたい、うんちしたいという時は近距離版、それほど緊急ではないけどそぞろ歩きもいいじゃないの時は長距離版を、ビーズが選びます。長距離版とはいっても、近距離にくらべて筋ひとつ大きくまわる、ということだけですが。
公園の散歩がいちばんの楽しみ
ビーズが一番楽しみにしているのは、泉尾公園。夕方にカートに乗っていくんですが、ここにはビーズのお友達のワンちゃんがたくさんいます。マルチーズやプードル、チワワ、柴犬など犬種はそれぞれですが、ケンカしたり吠え合ったりをすることもなく、みんな仲良くしています。ビーズはそこに混じってみんなと仲良く…というのではなく、自分の行きたいところに行き、おやつをもらい、満足したらカートに戻ってきて、カートの中からみんなにさよなら。けど、調子が悪くても公園に行ってみんなと顔を合わせれば、不思議と元気が戻ってきます。気が合う仲間と話をすれば元気になる人間と一緒なのか、公園に来ている飼い主さんたちの優しいふれあいのせいなのか。ワンちゃんもふれあいが大事なんだな、と感じることができます。
ごはん
次回に詳しくお話しますが、ビーズには持病があります。そのせいで歯がすべて無いんですが、ごはんは歯があるときと変わらず食べられます。むしろ歯がない今のほうが、よく食べるようになりました。動物病院の先生に聞くと、ワンちゃんは飲み込み食べなので、喉をつまらせないような小さなものだったら平気なんだそうです。とはいえ、ちょっと偏食。鳥肉は大好きですが、食べるときも食べないときも。今日は食べないか…と、皿に残されたドックフードを見つめることもしばしば。かと思ったら、夜に用意したごはんを突然食べだしたり、まぁ、気ままなわけです。
朝は滅多に食べなくて、夜だけ食べます。体重も減ってきてるので、朝もしっかり食べてほしいのですが。
ビーズは今日も元気でした。明日もきっと元気です。
