ワンちゃんにお薬飲ませるのは、人間とは違って難しいものです。錠剤や粒剤を水で流し込むわけにもいかないですから、しっかりと飲み込ませないといけません。
好きなおやつなどにくるんであげるのも考えものです。
ビーズもはじめは、大好きだったチーズに薬をくるんであげていたんですが、やがてチーズ自体を食べなくなりました。
薬の苦みが食べるのをやめさせるようです。ただでさえ偏食気味のビーズには、ひとつ食べるものが無くなるのは痛い。
お薬の飲ませ方
というわけで、ビーズには食べ物に混ぜるのではなく、しっかり飲みこんでもらうようにしています。
飲みこませること。
目指すのは、それです。とはいっても、無理やり押し込んだりすると、ビーズはもどしてしまいます。せっかく薬を飲ませても、それでは意味がありません。なるだけ素早く、苦しくないようにしてあげないと。
無理に薬を押し込むと、もどすこともあるので、素早く。
そのために、ビーズには以下の方法でお薬を飲ませています。ほぼどこのお家でも同じかも…ですが。
①飲ませるお薬を片方の手で包むようにして持ち、もう片方の手の親指と人差し指をビーズの口奥にあてる。
②無理に口を押し開けるのではなく、口奥にあてた指を口の中へとすべりこませるようにする。
③ビーズの口を開けながら、上を向かせる。
④薬を舌の奥へと押し入れる。
⑤素早く手を口の中から抜き、ビーズの口をつかんで開かないようにする。
⑥それと同時に喉の上から下にかけて、ゆっくり撫でで、飲みこみを促す。
普段はこれでお薬を飲めます。異物が入るわけですから、ビーズはえずきもしますがほぼ飲みこみに成功します。まれに、お薬が出てくることもありますが、そのときは再挑戦。ビーズには必ず服用しないといけない、プレドニンのような薬もあるので再挑戦は必須。
上手に飲めたら、ビーズをほめて、体をなでてあげます。しんどい思いしてようやく飲めたんだから、十分にほめてあげる。今日も頑張ったね、ビーズ。
ビーズのお薬
すでに書いてきたように、ビーズはアジソンや肺高血圧症など、いろいろな病気をもっています。
そんなビーズにとってお薬は、命をつなぐものになっています。それだけに種類も多いです。
- プレドニン → 副腎脂質ホルモン
- 高脂血症薬 → 脂質異常の薬
- ディアバスター → 下痢止め
- ロペミン → 下痢止め
- ウルソ → 肝機能障害の薬
- シルデナフィル → 肺高血圧症
- ビオフェルミン → 整腸剤
7種類。これを一度に飲ませるのは無理。ビーズも苦しいですし。
いつも2度に分けて飲ませます。朝と晩の2回。ビーズは頑張り屋さんです、計4回の薬に、朝は点滴まで。
点滴については、またの機会に書きたいと思います。
ベットから落ちかけてるビーズの写真。
ビーズは今日も元気でした。明日もきっと元気です。